作家の読書体験を綴った朝の読書新刊「いつでも本はそばにいる」を発行
子どもたちの読書を応援!
- (株)メディアパル(東京・千代田区、阿部信行社長)は、全国で広がる「朝の読書」運動の関連書として、新刊『いつでも本はそばにいる』(朝の読書推進協議会編・四六変形判・並製・本体950円)を発売した。
- 本書は、“子どもたちに本の面白さを伝えたい”という思いから企画されたもので、朝の読書推進協議会の協力により、いま「朝の読書」でよく読まれている作家の子どもの頃の読書体験などが語られている。読書により想像力が広がる楽しさや夢中になった本の思い出など33名の作家の読書に対する思いが描かれており、子どもたち自身に向けた平易な文章となっている。
- 同社では昨年、同様の企画で第一集『みんな本を読んで大きくなった』を刊行しているが、保護者や教育関係者などから「子どもたちに話して聞かせてあげたい」「子どもの本を選ぶ際に参考にしたい」などの反響が大きかったことから第二集の発行となった。
- 巻頭で柳田邦男氏が「かけがいのない本との出会い」と題し、生涯の“心の習慣”をつくる大切さを語るのをはじめ、いしいしんじ・石黒謙吾・伊勢英子・伊藤たかみ・内田康夫・内田麟太郎・大平光代・岡崎祥久・岡田淳・小山内美江子・折原みと・角田光代・神坂一・貴志祐介・工藤直子・香山美子・小林深雪・冴木忍・椎名誠・真保裕一・高橋克彦・長新太・富安陽子・長崎源之助・梨木香歩・野中柊・原田宗典・松谷みよ子・山崎洋子・山田太一・湯本香樹実・綿矢りさ各氏の計33名。
- 「朝の読書」を実践している生徒たちの読書に対する作文も収録されており、子どもたち自身が読書の楽しさを仲間に語りかけるようにもなっている。また巻末には収載作家が子どもの頃好きだった本のリストを掲載し、今後の選書に利用できるようになっている。
- 昨今、読書による教育効果が注目される中、「朝の読書」の実施校は1月9日現在、全国で15,222校(小学校9,965校、中学校4,283校、高校974校)を数えており、全国の学校数の4割に及んでいる。
- 編者の「朝の読書推進協議会」は、これまで全国各地で学校の教師を対象にした「全国縦断交流会」を開催し、「朝の読書」の普及に努めてきている。同協議会では「第一集と合わせ、この本をきっかけに、子どもたちが“本の面白さ”に目覚め、世界が広がることでさらに本を好きになってもらいたい。また親御さんや教師の方、地域や学校で読み聞かせを行っている方などにもおすすめしたい」としている。
- (平成16年1月)
【本件に関するお問い合わせ先】
朝の読書推進協議会 事務局 佐川、高橋 TEL 03-3266-9587