メディアパル
作家の読書体験を綴った「朝の読書」の新刊を発売
- 平成17年3月22日
- 株式会社トーハンが推進する「朝の読書」運動の関連書として、関連出版社株式会社メディアパルから『本はこころのともだち』(朝の読書推進協議会編・四六変型判・並製・定価 998円[本体 950円])が 3月26日に発売になります。
- 本書は、“子どもたちに本の面白さを伝えたい”という思いから企画されたもので、朝の読書推進協議会の協力により、いま「朝の読書」でよく読まれている作家の子どもの頃の読書体験などが語られています。読書により想像力が広がる楽しさや夢中になった本の思い出など35名の作家の読書に対する思いが描かれており、子どもたち自身に向けた平易な文章となっています。
- 同社ではこれまでも同様の企画で『みんな本を読んで大きくなった』シリーズ2点を刊行しており、同書がシリーズ完結の第3集となります。これまで保護者や教育関係者などから「子どもたちに話して聞かせてあげたい」などの反響が大きく、読書教育の教材に使用している学校もあります。
- 執筆者は、巻頭の城山三郎、樹のぶ子両氏がそれぞれ「本への思い」「扉を開ければ別世界(アナザーワールド)」と題し、本との出会いや世界が広がる楽しさを語るほか、あさのあつこ・有栖川有栖・井上美由紀・今村葦子・岩瀬成子・上橋菜穂子・魚住直子・江崎雪子・上遠野浩平・柏葉幸子・菊田まりこ・菊地秀行・木村裕一・香月日輪・斉藤洋・佐藤多佳子・時雨沢恵一・高木敏子・高畑京一郎・武田美穂・立原えりか・たつみや章・手島悠介・なかえよしを・日高敏隆・藤野千夜・藤村かおり・古田足日・堀田あけみ・みうらじゅん・村山早紀・森絵都・盛田隆二各氏の計35名。
- 同書に収録されている児童文学作家の江崎雪子氏は、闘病生活の中で創作活動に励まれていましたが、3月15日に入院中の病院で亡くなられました。今回子どもたちのために執筆された「本は一生の友達」と題したエッセイは、本を友達とすることで生きる力を与えられたという感動的なメッセージになっています。
- また「朝の読書」を実践している生徒たちの読書に対する作文も収録されており、子どもたち自身が読書の楽しさを仲間に語りかけるようにもなっています。巻末には収載作家が子どもの頃好きだった本のリストを掲載し、今後の選書に利用できるようになっています。
- なお、「朝の読書」の実施校は3月22日現在、全国で18,800校(小学校12,151校、中学校5,408校、高校1,241校)を数えており、全国の学校数の5割に及んでいます。
- 『本はこころのともだち』
■著者 朝の読書推進協議会編
■体裁 四六変型判
■定価998円(本体950円)
■ISBN4-89610-067-0
【本件に関するお問い合わせ先】
メディアパル 小柳 TEL 03-5261-1171 FAX 03-3235-4645