ヒット企画はこうして生まれた。
「売れる本 100のヒント」では、いわゆる人気作家による文芸書ではなく、筆者や編集者などの発想や仕掛けで生まれたヒット企画によって売れた本を取り上げています。
初出は、出版取次会社のトーハンが書店向けに出している「トーハン週報」に月1回連載されている「話題の本・ヒット企画の背景」というコーナーで、今回は過去10年分の記事を集めました。書店向けに発信された情報誌に掲載されている記事なので、著者は編集部に直接インタビューするなど、書籍販売の役に立つような深い内容となっており、同時に普段は知り得ない編集業務や、他分野でも参考になるような企画のヒントが満載です。
【目次】
第1章 2000年~1999年
●「だから、あなたも生きぬいて」児童局の編集だから刊行が実現●「ハリー・ポッターと賢者の石」「超」小出版社の挑戦 等々
第2章 1998年~1997年
●「絶対音感」潜在的な関心を取り上げる●「他人をほめる人,けなす人」面白かった部分をタイトルで伝える 等々
第3章 1996年~1995年
●「猿岩石日記」誤字も生かして人柄を伝える●「遺書」お笑い界の異端児に文才を感じる 等々
第4章 1994年~1993年
●「「超」整理法」専門外のヒット誕生●「清貧の思想」死語を書名で甦らせ大ベストセラーに 等々
第5章 1992年~1991年
●「さるのこしかけ」1本の電話から大エッセイストが誕生●「大学教授になる方法」予想外に多かった読者ニーズ