1968年6月、九州大学のキャンパスに米軍のジェット機が墜落。ここから端を発した、「機体の引き渡し」と「米軍基地撤去」をめぐる国(文部省)と大学当局の攻防、さらに大学と民青や三派系(革マル、中核、反帝)極左学生たちとの壮絶な戦いを描く。なぜ大学当局は、かくも何度も「愚劣な決定」を続けざるを得なかったのか。日本における「共産主義の時代」の問題点を鋭く抉った一冊。九州大学准教授 施 光恒 (せ・てるひさ)氏 推薦。
【目次】
第一章 愚劣の三幅対-基地撤去、機体保管、全学の同意
第二章 八月二十三日の決戦とその前後
第三章 実りなき対話路線と隠密の機体引き降ろし
第四章 「敵は警察」と大学立法
第五章 機動隊導入による正常化
附 章 五十年が経って
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