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想い出の国鉄・JRアルバム第2巻 常磐線1960年代~90年代の記録

長渡朗(ながと あきら)、三好好三(みよし よしぞう)

発行
フォト・パブリッシング
判型
B5判・並製
ページ数
120ページ
発売日
2021年8月20日
ISBN
978-4-8021-3258-9 C0026
定価
1,980円(本体1,800円+税10%)

蒸気機関車が特急列車を牽引した時代から近年までの常磐線の歴史をまとめた鉄道写真集。東京都荒川区の日暮里駅と宮城県岩沼市(仙台市の南)の岩沼駅343.7キロを結ぶ常磐線は、明治22年に水戸付近で部分開業し、その後、明治30年に平(現在のいわき)まで開業しています。当初は常磐炭田で産出される石炭輸送を主な目的としたほか、日立鉱山や日立製作所関連の旅客と貨物輸送により、戦前・戦後を通じ日本経済の大動脈としての機能を担ってきました。さらに岩沼までの全通後は東北本線のバイパスとしての役割を強めました。海岸線近くを通る常磐線は、東北本線と比べて起伏が少ないことが蒸気機関車時代においては有利に働きました。その後、「石炭から石油」へのエネルギー革命によって、昭和48年には常磐線沿線の石炭輸送は終焉しましたが、特急「ひたち」の運転開始、つくば市での「科学万博」開催による旅客増、取手以南のベッドタウン化などを経て発展を続けてきました。1960年代からの常磐線の貴重な鉄道写真を通して、懐かしい沿線風景をお楽しみ頂くことができます。