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名古屋鉄道の貨物輸送

清水武(しみず たけし)/田中義人(たなか よしひと)/澤内一晃(さわうち かずあき)

発行
フォト・パブリッシング
判型
B5判・並製
ページ数
272ページ
発売日
2021年8月10日
ISBN
978-4-8021-3270-1 C0026
定価
2,970円(本体2,700円+税10%)

名鉄の貨物輸送の全貌をまとめた完全保存版!貴重な資料と写真を多数収録!
名古屋鉄道(名鉄)は、昭和30年代には50両以上の機関車と900両近い貨車を所有し、常滑線、築港線、名古屋本線、三河線など各線に多数の貨物列車を走らせていた。しかし、昭和30年代後半からは、旅客列車の増発とスピードアップにより、速度の遅い貨物列車は、幹線系では邪魔者扱いされるようになってきた。昭和40年代にはその傾向が更に強くなり、貨物輸送廃止に向かって動き始め、国鉄貨物輸送の衰退と変革も重なり、ついに廃止された。この背景には、昭和40年代以降の道路網の整備とトラック輸送の拡大があった。
貨物輸送廃止から既に35年以上経過し、名鉄が貨物輸送を行っていたことを知る人は高齢化、このままでは貨物輸送の記録は消え去る運命にある。