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新装版 白い濁流

小薮浩二郎(こやぶ こうじろう)

発行
笑がお書房
判型
四六判・並製
ページ数
424ページ
発売日
2021年8月2日
ISBN
978-4-8021-3271-8 C0093
定価
1,800円(本体1,636円+税10%)

食品汚染の恐怖!元食品開発研究者が食品業界の深い闇に鋭く切り込んだ問題小説!
薬学を志す、好並一樹は名門大学教授の研究室で卓越した才能を発揮していた。研究開発で協力する製薬会社が製造した保存料でさつま揚げに異常が発生するが、新しい添加物を開発し製薬会社の信頼を手に入れる。その後も開発や特許をめぐる企業間競争に巻き込まれ、不正に手を染める状況に追い詰められていく。一樹が発明した甘味料を添加したハムを分析した結果、発がん性が強く疑われている。使用を直ちに禁止するべきか隠蔽するか。一樹は添加物で白く濁った濁流の中でもがき苦しむ夢に悩まされるようになる。

※本書は『白い濁流』(マガジンランド、2019年9月刊)を復刊したものです。

【NHK BSプレミアムドラマ化】
2021年8月22日放送開始。毎週日曜よる10時放送(49分・8回放送)。
出演:伊藤淳史・佐々木希・桐山漣ほか。脚本:池田奈津子。