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今昔写真と路線分析 都電荒川線の全記録 王子電気軌道と都電27・32系統の時代にタイムトリップ

中村建治(なかむら けんじ)/森川尚一(もりかわ しょういち)

発行
フォト・パブリッシング
判型
B5判・並製
ページ数
176ページ
発売日
2021年12月17日
ISBN
978-4-8021-3303-6 C0026
定価
2,970円(本体2,700円+税10%)

王子電気軌道の時代にタイムトリップ!東京に残る唯一の都電荒川線開業110年記念出版!
都電でたった一つ残っている「荒川線」が開業110年を迎えました。荒川線は1911年8月に「王子電気軌道」という私鉄が飛鳥山~大塚(現在の大塚駅前)間で産声を上げたのが最初です。その後しだいに路線を伸ばし、三ノ輪(現・三ノ輪橋)~王子(現・王子駅前)~早稲田間と王子~赤羽間で全通します。その後、戦時になる国策の一環で「東京市電」に移行され、1943年の都政施行とともに「東京都電」になりました。戦後になると乗客数もピークを迎えて繁栄の時代を築きますが、自動車の増加によって都電は「交通渋滞の元凶」とされて廃止への道を辿ります。ところが現在の荒川線区間だけは大半が専用軌道であることや、代替の交通機関が少ないことから存続されることになります。本書は王子電気軌道として誕生してから110年間の史話・逸話、写真や古地図を満載して出版したものです。