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セブン&アイはなぜ池袋西武を売ってしまったのだろう  強欲資本主義vs公益

山田 悟

発行
歴史探訪社
判型
A5判・並製
ページ数
256ページ
発売日
2024年10月29日
ISBN
978-4-8021-3477-4 C0030
定価
1,650円(本体1,500円+税10%)

国内第3位の売上を誇る百貨店・西武池袋店が家電量販店になってしまう⁉西武は百貨店ではなくなってしまうのか⁉
2023年8月31日、池袋の顔・西武百貨店の存続を願って300人以上が参加したストライキが決行された。百貨店のストライキは実に61年ぶりのことだという。しかし、翌9月1日「そごう・西武」は投資ファンドへと売却された。

始まりは2022年2月のニュースだった。
◎セブン&アイは、「そごう・西武」を売却!
日本を代表する百貨店の一つである「そごう・西武」が売却される!「そごう・西武」の株式買い取り先候補として名乗りを上げているのは海外投資ファンドで、株式売却後、池袋の本店店舗は家電量販店に売却されるという。

経営不振で閉店が相次ぐ百貨店業界ではあるが、本当に投資ファンドへの売却以外の道はなかったのか?この売却によって「そごう・西武」は百貨店ではなくなってしまうのでは⁉
西武従業員のみならず、豊島区長を始め様々なステークホルダーを巻き込んだ「そごう・西武」売却問題の本質は何なのか?業界紙・デパート新聞社が足掛け3年に亘ってこの問題を追いかけた。

この問題のすべてが決着したわけでは無い。
そごう・西武労働組合の戦いは、今もまだ続いている。